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「三方よし」を仕事の道標に。近江商人の精神を学ぶ社員研修。

INIHANS JOURNAL / COMPANY PHILOSOPHY

三方よしを、
仕事の道標に。

近江商人のふるさと・滋賀県五個荘へ。
受け継がれてきた商いの精神に触れ、
私たちが大切にする理念を見つめ直した一日。

2026.10.06 STAFF TRAINING SHIGA / GOKASHO
近江商人博物館前で撮影したイニハンス社員研修の集合写真

仕事の判断に迷ったとき、
立ち返るべきものは何か。

2026年10月6日、株式会社イニハンスでは 社員研修の一環として、滋賀県東近江市にある 「近江商人博物館・中路融人記念館」を訪れました。

今回のテーマは、近江商人が大切にしてきた 「三方よし」と「しまつして きばる」の精神です。

「三方よし」は、イニハンスが 会社理念として掲げている考え方でもあります。

日頃から大切にしている理念だからこそ、 その原点に触れ、 改めて自分たちの仕事に置き換えて考える。

今回は、そんな社員研修の様子をご紹介します。

近江商人のふるさと、
五個荘を訪ねて

江戸時代から全国各地へと商いの場を広げた 近江商人。

近江を本拠地としながら、 遠く離れた土地で人々の信頼を築き、 商いを発展させてきました。

東近江市近江商人博物館の入館券と博物館入口
滋賀県東近江市・近江商人博物館

館内では、近江商人の歴史や暮らし、 商いの仕組み、そして代々受け継がれてきた 家訓や価値観について学びました。

時代が変わっても、商いの根底にあるのは、 人との信頼関係を何より大切にする姿勢 です。

その考え方は、現代の企業活動にも 通じるものだと感じました。

「三方よし」が教えてくれる、
商いの本質

近江商人の精神として広く知られる 「三方よし」。

売り手と買い手だけが満足するのではなく、 その商いが社会にとっても 良いものであること。

自分たちの利益だけを追うのではなく、 関わる人々や地域社会にも価値を生み出すこと。

それが、近江商人の商いに通じる 大切な考え方です。

近江商人博物館に掲げられた売り手によし買い手によし世間によしの言葉
館内に掲げられた「三方よし」の言葉

商いを長く続けていくためには、 お客様からの信頼だけでなく、 地域や社会との関係も大切にすること。

それは、土地探しから設計・建築まで 幅広く携わる私たちにとっても、 決して他人事ではありません。

一つの判断が、お客様の暮らし、 周辺環境、そして地域の未来にも つながっていくからです。

01 / SELLER

売り手よし

提供する側も適正な利益を得て、 事業を持続していけること。

02 / BUYER

買い手よし

お客様が価値を感じ、 心から納得できること。

03 / SOCIETY

世間よし

事業を通して、 地域や社会にも良い影響を もたらすこと。

会社の利益、お客様の満足、 地域社会への貢献。

そのどれか一つだけを優先するのではなく、 すべてに目を向ける姿勢を大切にしたいと、 改めて感じました。

※「三方よし」という表現そのものは後年の研究で用いられるようになった言葉ですが、 その基となる考え方は近江商人の家訓や実践に見られます。 出典: 東近江市近江商人博物館「近江商人の家訓」

「しまつして きばる」
受け継ぎたい、もう一つの精神

今回の研修でもう一つ強く印象に残ったのが、 「しまつして きばる」 という近江商人の心構えです。 「しまつ(始末)」という言葉は、決して単なる出し渋りやケチを意味するものではありません。

しまつ

無駄を徹底して省き、物の価値を最後まで生かし切ること。 目先の安さにとらわれず、長い目で見た合理性と本質を見極める姿勢。

きばる

困難や苦労を惜しまず、前向きに精を出すこと。 目の前のお客様や仕事に対し、誠意を尽くして地道な努力を積み重ねる情熱。

近江商人の衣装や商いの道具に触れるイニハンスのスタッフ
近江商人の衣装や道具に触れ、当時の商いを身近に感じる体験

必要なところにはきちんと力を注ぎ、 無駄なものは見直す。 そして、目の前の仕事に誠実に取り組む。

その姿勢には、 現代の仕事にも通じる大切な価値観が あるように感じます。

住宅づくりに置き換えれば、 ただ費用を削ることが 「しまつ」ではありません。

限られた予算や資源をどう生かすか。 住まいの安全性や快適性、 将来の維持管理まで考えたとき、 本当に価値のある選択は何か。

そうした視点を持ちながら、 一つひとつの仕事に丁寧に向き合うことが、 私たちなりの「しまつして きばる」に つながるのではないかと考えています。

理念を、日々の判断の中に。

見学を終えたあと、 代表の古宅からスタッフへ、 「三方よし」について改めて話がありました。

MESSAGE FROM OUR PRESIDENT
三方よしは、
イニハンスの理念。
判断に迷ったときの
道標としてほしい。

代表取締役 古宅宏祐からのメッセージ(趣旨)

仕事をしていれば、 一つの正解だけでは判断できない場面もあります。

そんなとき、 「誰にとって良い選択なのか」 「目先だけでなく、将来にも良い結果をもたらすか」 と立ち返ること。

会社理念は、 掲げているだけでは意味がありません。

日々の選択や行動に表れてこそ、 本当の価値が生まれるものだと思います。

今回の言葉は、 私たちが大切にしてきた考え方を、 一人ひとりが改めて心に留める きっかけとなりました。

私たちの家づくりに、
どう生かしていくか。

イニハンスは東大阪市を拠点に、 土地探しから不動産、設計、建築まで 一貫して家づくりに携わっています。

住まいづくりは、 建物のデザインや性能だけで 完結するものではありません。

ご家族のこれからの暮らしや、 土地の特性、近隣の環境、 そして長く住み続けることまで考える仕事です。

土地の価値を、丁寧に見極める。

敷地の条件を正しく理解し、 その土地の魅力を最大限に生かす ご提案を大切にする。

目先の価格だけで判断しない。

安全性や快適性、 将来の暮らしも見据え、 本当に必要な価値を考える。

地域とのつながりを大切にする。

お客様だけでなく、 近隣の方々や周辺環境にも 心を配る。

一つひとつの仕事に誠実である。

目の前の仕事に責任を持ち、 小さな積み重ねから 信頼を築いていく。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」という考え方は、 家づくりにおいても大切な視点です。

そして「しまつして きばる」の精神は、 限られた条件の中でも本質を見極め、 誠実に仕事へ向き合う姿勢につながっていくと感じました。

学びを、これからの仕事へ。

今回の社員研修では、 近江商人の歴史や文化に触れながら、 イニハンスが大切にしている 理念の意味を改めて考えることができました。

時代が変わっても、 人を思いやり、信頼を積み重ね、 社会とともに歩む姿勢には 変わらない価値があります。

この研修で得た学びを、 これからの一つひとつの判断と行動に つなげていきます。

近江商人博物館の記念展示とともに撮影したイニハンス社員研修の集合写真
近江商人博物館にて。今回の学びをこれからの日々の仕事へ。

これからも株式会社イニハンスは、 「売り手よし、買い手よし、世間よし」の精神を大切に、 お客様の暮らしと地域社会に向き合う 誠実な家づくりを続けてまいります。

INIHANS / 三方よしの精神を大切に