Pure /ピュア

最近は、地球温暖化や資源の枯渇が心配されているため、省エネ住宅が注目されています。省エネ住宅とは、エネルギーの消費を抑えた住宅のことです。最終目標は、1年間に使うエネルギーと作るエネルギーが同じになる「ZEH（ゼッチ）」という住宅の考えです。
ZEHでは、しっかりした断熱材を使ってエネルギーの無駄を減らしたり、太陽光発電などを使ってクリーンなエネルギーを作ったりします。こうすることで、光熱費を大幅に節約できるだけでなく、快適に暮らすことができるのです。

日本でよく使われている住宅の建て方に、在来工法というものがあります。在来工法では、まず土台となるコンクリートを固めた上に、木の柱や梁で家の骨組みを作ります。骨組みができたら、屋根を先に取り付けてから、壁や窓を設置していくのが特徴です。
屋根を先に取り付けるメリットは、工事中に雨が降っても、家の中や材料が濡れるのを防げることです。また技術の進歩により在来工法の家でも、さまざまな工夫により、丈夫な家を作れるようになってきました。例えば、筋交いという斜めの木材を使って家の骨組みを補強したり、合板という板を壁に貼ったりすることで、地震の揺れに負けない強い家を作ることができます。

日本において家を建てるときは、地震に負けない丈夫さは必須です。その丈夫さを表すのが「耐震等級」です。中でも「耐震等級1」は、法律で決められた最低限の強さを持つ家のことを指します。耐震等級1の家なら、例えば東京で震度6強から7くらいの大きな地震が来ても倒れませんし、震度5強の地震では壊れないように作られています。

「FG-L」というのは、アルミと樹脂を組み合わせた高性能な窓のことです。FG-Lは、熱が逃げにくく、隙間風も防ぐので、家の中を快適な温度に保ってくれます。つまりFG-Lを使うと、家の省エネ性能を大幅に向上できます。

グラスウールは、細いガラスの繊維をたくさん絡み合わせてできた断熱材です。グラスウールの中には、無数の小さな空気の層があります。この空気の層が、熱を伝えにくくするので、グラスウールは優れた断熱性能を発揮するのです。
適切な厚さのグラスウールを使うことで、冷暖房のエネルギーを無駄なく使うことができ、省エネ効果を高められます。

エコジョーズは、ガスを使ってお湯を作る給湯器の一種です。普通のガス給湯器と比べて、効率的にお湯を作れるのが特徴です。普通のガス給湯器では捨てていた熱い排気ガスから、エコジョーズは熱を回収してお湯を作ります。そうすることで、エネルギーを効率的に使えるようになり、ガス代の節約にもつながるのです。また、二酸化炭素の排出量やガスの使用量を減らすことができ、環境に優しいお湯が作れます。