Blanc /ブラン

日本でよく使われている住宅の建て方に、在来工法というものがあります。在来工法では、まず土台となるコンクリートを固めた上に、木の柱や梁で家の骨組みを作ります。骨組みができたら、屋根を先に取り付けてから、壁や窓を設置していくのが特徴です。
屋根を先に取り付けるメリットは、工事中に雨が降っても、家の中や材料が濡れるのを防げることです。また技術の進歩により在来工法の家でも、さまざまな工夫により、丈夫な家を作れるようになってきました。例えば、筋交いという斜めの木材を使って家の骨組みを補強したり、合板という板を壁に貼ったりすることで、地震の揺れに負けない強い家を作ることができます。

Blanc/ブラン（ミドルグレード）は、長期的に快適な状態で生活できる配慮を行っている高性能住宅として、「長期優良住宅認定」を受けています。
「長期優良住宅」に認定されるには、建物の構造や設備が長期的な利用を踏まえていることや、一定以上の住戸面積があることなどが必要です。また、自然災害に対する配慮が取り入れられていることが重要ですし、居住環境についても考えた設計が行われていなければ認定されません。

UA値（外皮平均熱貫流率）とは断熱性能を示す数値で、数値が小さいほど断熱性が高いことを示します。
地域によって数値は異なりますが、UA値0.6以下であれば次世代省エネ基準を満たすことが可能です。また、充填断熱とは、グラスウールやロックウールなどを壁に充填する断熱工法のひとつです。

家を寒さや暑さから守るために、断熱材を使うことは大切です。その中でも、「吹付断熱」という方法が現在注目を集めています。吹付断熱は、家の屋根や壁、床に直接断熱材を吹き付けていく方法です。
吹付断熱においては、主に「発泡性ウレタン」を用います。
最初は液体の状態ですが、それを霧のように吹き付けると、ふわふわのスポンジのような形に変わります。このスポンジの中には、たくさんの小さな泡が詰まっていて、閉じ込められた空気が、熱を伝えにくくするので、断熱の効果が出るのです。

「耐震」は、家の強度を上げて、地震の揺れに負けないようにすることです。法律でも、家を建てるときは耐震性を確保するように決められています。一方、「制震」は、地震の揺れのエネルギーを吸収して、家に伝わる揺れを小さくすることです。そしてMIRAIEは、住宅の制震性能を大きく高められるシステムです。地震のときに家が大きく変形するのを抑えられるので、家自体が傷つくのを防ぐ可能性を高められます。耐震の家と比べると、大きな地震の後に来る余震や、別の地震のときにも、きちんと家を守る力を発揮しやすいのがメリットです。

Blanc/ブラン（ミドルグレード）は耐震等級3を標準仕様としています。
耐震等級3は150年に1度起こるような地震でも崩壊、または倒壊しないとされる水準で、耐震等級の中で最高レベルです。消防署や警察署などは災害時に優先的に活動しなければならないため、最高基準である耐震等級3で設計されることが一般的です。また、耐震等級3は震度6強～7の地震に耐える基準としても知られています。

窓ガラスから屋内の熱が逃げることを防ぐために、Blanc/ブラン（ミドルグレード）は超高性能ハイブリッド窓を採用しています。超高性能ハイブリッド窓は、中空のスペースを作ってアルゴンガスを封入することで断熱性能を高めた窓です。

断熱等級とは、住宅の断熱性能を示す基準のひとつで、品確法（住宅の品質確保の促進等に関する法律）にて定められています。断熱等級は過去には4までしか存在しませんでした。しかし近年の断熱性能向上の流れを受け、2022年4月にZEH水準に見合うレベルの、断熱等級5が新設されました。

エコジョーズは、ガスを使ってお湯を作る給湯器の一種です。普通のガス給湯器と比べて、効率的にお湯を作れるのが特徴です。普通のガス給湯器では捨てていた熱い排気ガスから、エコジョーズは熱を回収してお湯を作ります。そうすることで、エネルギーを効率的に使えるようになり、ガス代の節約にもつながるのです。また、二酸化炭素の排出量やガスの使用量を減らすことができ、環境に優しいお湯が作れます。