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2階リビングという選択|東大阪の工務店が考える“暮らしにフィットする家”のかたち

「リビングが2階って、実際どうなんだろう?」
家づくりを考え始めたときに、ふとそんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

土地の形状や日当たり、周辺の建物との距離感——
都市部では、そうした条件に合わせて“2階リビング”という選択肢を取り入れる住まいが、今じわじわと増えています。

たとえば、住宅街の中でも明るく開放的な空間を叶えたいとき。
視線を気にせず、静かにくつろげる場所をつくりたいとき。
1階のスペースを趣味やワークスペースに使いたいとき。

2階リビングは、さまざまな暮らしのかたちにフィットしやすい間取りです。
ただ一方で、「階段の上り下りが面倒そう」「夏は暑い?」「老後はどうするの?」といった疑問の声があるのも事実。

そこで今回のブログでは、
2階リビングのメリット・注意点・向いている住まい方の特徴などを、住宅のプロ目線で分かりやすく解説していきます。

さらに、イニハンスで実際に2階リビングを採用した住まいの事例や、ルームツアー動画もあわせてご紹介していますので、「私たちにとって心地いい暮らしって、どんなカタチだろう?」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

🟦 今、なぜ「2階リビング」が選ばれているのか?

家づくりのスタイルが多様化するなかで、「2階にリビングをつくる」という選択肢が、少しずつ注目されるようになってきました。

かつては「リビング=1階」が当たり前でしたが、最近では都市部を中心に“暮らしやすさ”と“開放感”を重視する人たちの間で2階リビングを選ぶケースが増えてきています

その背景には、次のような理由があります。

■ 採光とプライバシーを両立しやすい
住宅密集地では、1階の窓から光を取り込むのが難しかったり、外からの視線が気になったりすることも。
2階にリビングを配置することで、高い位置から自然光をしっかり取り入れつつ、プライバシーも確保できる空間がつくりやすくなります。

■ 見晴らしのいい景色とつながる暮らし
周囲に建物が多い地域でも、2階からなら遠くまで見渡せることもあります。
空が大きく見えるバルコニーや、開放的な窓の先に広がる風景は、日々の暮らしに心地よさをプラスしてくれます。

■ 間取りに自由度が生まれやすい
1階を寝室や収納、水まわりにまとめることで、2階はまるごと「くつろぐ空間」として設計しやすいのもメリットのひとつ。
生活のゾーンを上下で分けることで、空間をすっきり使いたい方や、将来的な変化に備えたい方にも好まれています。

■ 土地条件をポジティブに活かせる
「間口が狭い」「道路に面している」など、土地の条件に悩む方も多いですが、2階リビングを採用することでその土地にしかない魅力を引き出す設計が可能になります。
“制約を活かして、自分たちらしい住まいをつくる”という考え方が、今の住まいづくりでは求められているのかもしれません。

こんなふうに、2階リビングは「限られた条件のなかでも、豊かな暮らしを実現できる選択肢」として、じわじわと支持を集めています。

🌤 2階リビングのメリット|暮らしにプラスをもたらすポイント

「リビングは1階が常識」
そんな固定観念をくつがえすような、新しい住まいのかたちとして注目されているのが2階リビングです。
ここでは、実際に暮らしやすさにつながる“2階リビングならでは”のメリットをいくつかご紹介します。

【メリット1】自然光をたっぷり取り入れやすい
2階リビングの一番の強みは、光の入り方が全く違うこと。
周囲の建物に遮られがちな1階と違い、2階は空に近く、日当たりを確保しやすくなります。
朝から夕方まで、自然光がやわらかく差し込む空間は、照明に頼らなくても心地よく過ごせる場所に。

実際にイニハンスのモデルハウス(大阪市城東区諏訪C号地)でも、2階リビングを採用しています。
南面から光がたっぷり入るつくりになっていて、一日を通して明るさを感じられる空間に仕上がっています。

【メリット2】外からの視線を気にせず、開放感のある暮らしに
リビングでくつろいでいるとき、通行人の視線が気になってしまうことってありますよね。
2階リビングなら、人通りの多い道路に面していても視線を気にせず、のびのびと過ごせる空間をつくりやすいのが魅力です。

大きな窓やバルコニーを取り入れても、プライバシーが守られるため、開放感と安心感を両立した設計がしやすくなります。

【メリット3】家の中心に「くつろぎ」と「抜け感」をつくれる
2階にリビングを設けると、天井を高くしたり、勾配天井を採用したりと、空間に高さと奥行きを持たせる設計が可能になります。
天井が高くなることで、同じ広さでも“体感的な広がり”がぐんと増すのがポイント。

また、バルコニーや中庭とつなげることで、外とのつながりを感じる、気持ちの良いくつろぎ空間が生まれます。
1日の中で一番長く過ごす場所だからこそ、開放的で気分が上がる場所にしたい——
そんな想いを叶えられるのが2階リビングです。

⚠️ 後悔しないために知っておきたい、2階リビングの注意点

2階リビングは多くのメリットがある反面、設計や暮らし方によっては「思ってたのと違う…」というギャップが生まれてしまうことも。
ここでは、2階リビングを検討するうえで事前に知っておきたいポイントを紹介します。

【注意点1】階段の上り下りが毎日の動線に
リビングが2階にあるということは、生活の中心に“階段”が含まれるということ。
特に買い物帰りなど、荷物を持っての移動はちょっとした負担に感じることもあるかもしれません。

ただし、階段の位置や傾斜、段数の工夫によって負担を軽減することも可能。
将来的なライフスタイルの変化も踏まえた動線設計の工夫がポイントになります。

【注意点2】将来的な“昇降”に不安を感じるケースも
2階リビングは若い世代に人気が高い一方で、「年齢を重ねたときに階段が不安…」と感じる方も少なくありません。

このような不安を和らげるためには、1階にも洗面やトイレなど最低限の設備を配置しておくなど、将来に備えた間取りを考えておくことが大切です。
設計段階でプロと一緒に「先の暮らし」まで見据えておくことで、長く快適に暮らせる住まいになります。

【注意点3】構造やコストに影響するケースがある
2階リビングを採用する場合、構造的に吹き抜けやスキップフロア、大開口の窓などを組み合わせることが多くなります。
その結果、構造設計や断熱、耐震の考慮などでコストに影響が出るケースもあります。

ただし、しっかりとした設計と丁寧なプランニングで、快適性とコストのバランスを両立することは可能です。
性能とデザイン、そして将来性までトータルで考えることが、満足度の高い家づくりにつながります。

🏠 実例紹介|2階リビングの暮らしを叶えた住まいたち

イニハンスでは、これまでにも多数の“2階リビングの家”を手がけてきました。
その中から厳選した5邸をご紹介します。
デザイン性はもちろん、採光・眺望・プライバシー性など、2階リビングだからこそ実現できた暮らしの工夫をご覧ください。

【大阪市城東区|諏訪モデルハウス】
静かな住宅街に建つ、2階リビング+空中テラスの最新モデルハウス。
「明るさ」「くつろぎ」「デザイン性」のすべてを追求した住まいで、LDKとつながるテラス空間が新しい暮らしの楽しみ方を広げてくれます。
現在、完全予約制で見学可能。詳細や予約は下記のイベントページをご覧ください。

【大阪府八尾市|若草町モデルハウス】
販売済のモデルハウスながら、今もなお人気の「ロッタのお家」。
2階リビングならではの開放感と、ヒュッゲをテーマにしたデザインで注目を集めた一邸です。
住まいに“あそび心”を取り入れたい方に、きっとヒントをくれるはず。

【大阪府東大阪市|S様邸(ガレージハウス)】
ビルトインガレージを備えた都市型ガレージハウス。
車好きのご夫婦が選んだのは、愛車を身近に感じられる1階+眺望と明るさを活かした2階リビングの組み合わせ。
勾配天井とスリット窓が印象的で、プライバシーと開放感を同時に叶えた一邸です。

【大阪府吹田市|I様邸】
バルコニーとLDKがつながる2階リビングの住まい。
空とつながる開放感、外からの視線を遮ったプライバシー性、そして快適な動線を兼ね備えた、都市部ならではの工夫が光るお家です。

【大阪府東大阪市|S様邸】
2階LDK+デザイン階段で、光とつながる上質な暮らし。
外からの視線を避けながら、2階の吹き抜け空間に自然光を取り入れる設計で、明るさと開放感を両立。
「空を近くに感じるリビング」がテーマの一邸です。

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